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種類 : 洋画
製作年代 : 2020年代
ジャンル : ヒューマンドラマ
タイトル:型破りな教室
原題:RADICAL
製作年・国:2023年メキシコ
監督:クリストファー・ザラ
出演:エウヘニオ・デルベス、ダニエル・ハダッド、ヒルベルト・バラーサ
評価:★★☆
麻薬と殺人がはびこるアメリカ国境付近の町・マタモロスの小学校。新任教師の男性(エウヘニオ・デルベス)が、着任初日に子どもたちを書架がスカスカの図書室に連れていき、問題の調べ方を百科事典で説明しようとするも欠本があって調べられず、「君たちで考えよう。間違っても挑戦することが大事だ」と説く場面、教師からかけられた言葉から哲学に興味を持った少女(ミア・フェルナンダ・ソリス)が幼い弟妹を連れて図書室に行き、司書に哲学や哲学者に関する本について尋ねるも、司書から「大学で扱うような本ね。あなたの年齢で必要とは思えない」と言われる場面、バスに乗って訪れた大学図書館の哲学書コーナーで、少女が書架の前であぐらをかきながら閉館間際まで本を読み耽る場面、彼女がカウンターの司書に山積みの本を差し出し、貸出を申し込む場面、自宅で彼女が図書館から借りた哲学書を読んでいると、臨月の母親から「来年から学校に行けないのよ」「ママは働くからこの子の世話をしてもらわなきゃ」「この子が幼稚園に行ったら学校に戻れる」と言われる場面がある。小学校図書室の司書は不親切極まりないのに対し(初対面の教師に「利用するには前日までに書名を書いて申し込まなくてはならない」と言う場面も)、大学図書館の司書は好意的に描かれている(どちらも女性で眼鏡をかけている点は共通している)。子どもが大学図書館(公共図書館との兼用?)を利用できる点も興味深い。大学図書館で、哲学少女を書架に案内する役を演じているのは、本作に登場する数学の天才少女のモデルになった女性(パロマ・ノヨラ・ブエノ)。
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